早いもので3日目を迎えました。今日も沢山の方が訪れてくれました!
普段口少なな二人は、今月一番の会話量に息切れをしました。笑

作家のご家族がいらしてくれました。
本人の性格や作品の事を、ギャラリーオーナーの石井さんを交え熱く語っていました。
「皆同じ世代なのに、ひとりひとりこんなに違うんだね。」
そうなんです、今回の展示のテーマはそこにあり!
本当はこんなにも違う人間だということを実感する事は、とても感動的だと思います。
それは絵を描く人間だけではなくて、今日ここへ訪れてくれた方も、皆皆、それぞれの何かを持っているんです。
それが作品によって目に見えるものになったのだと、自分たちも再確認することが出来ました。

立体を制作しているS嬢が来てくれました!
普段同じアトリエで制作をしているだけに、「こういう風になったんだね。」と
途中経過を含めた話で盛り上がりました。
お互い、頑張ろうね。

爆笑する向後さん。
なぜかといいますと、こちらの白シャツのお兄さん、小池さんの作品を見ながら一言。
「これ、ものすごく奇妙なのに、違和感なくここにおさまってるよね。」
一同爆笑。確かに。
見慣れているというのは恐ろしいことです。朝アトリエの扉を開ければ彼がいるんですもの。家族も同然でした・・・。
「この口元はなんなの?笑いたいような笑いたくないような・・・。」
ものすごく奇妙なものが、当たり前な顔してちゃっかりそこにいる。
そんな雰囲気が小池さんの作品の魅力だったりして。

ギャラリーをまわり、フリーで執筆活動を行っている安東さんの取材を受けさせていただきました。
向後さんは、今回出品したような色面の作品の前は、研ぎ澄まされた線画を制作していました。
過去の作品をみて頂いた所、「同じ人が描いたなんて思えないね、おもしろいなあ」というコメントが。
明日にはまた違う自分になっているので、作風も刻々と変わっていく事はとても自然な事なんですね。
取材を終えた後は少し落ち着いてファイルを鑑賞していただきました。
こんなにじっくり見ていただける事は本当にありがたいです。
お茶を飲みながら、ゆっくりと時間がすぎていきます。
絵はやっぱり、リラックスして見るのが一番。
今日も太陽は役目を終えて、お家に帰っていきます。
またあした。
遠いところから見に来てくれた皆さん、本当にどうもありがとうございました。
色んな方に、自分の考えていることを伝える事はとても難しい。
言葉で伝えることが苦手だからこそ、絵を描いている部分も否めない。
だけど、思いがけない質問を受けたり、一緒に考えをめぐらせる事は素敵なことだったんだ!と
「対話」の魅力を思い出した一日でした。
そして、今日ここで体験したことが私たちを支えてくれるんだと、ひしひしと感じました。
「それぞれのリアル展」明日18時まで展示しています!
是非、遊びにいらしてください。
皆様とお会いできることを、楽しみにしています。